地球の料理教室
2025年3月13日 07時00分3月11日、愛媛県青年海外協力隊を育てる会の横山様、渡部様、国際協力機構(JICA)の大石様をお招きし、2年次「フードデザイン」の授業で実施しました。世界の食文化を知り、生活を垣間見る中で、国際理解に少しでもつながればという目的の開催です。今回は横山様の派遣先「モザンビーク料理」作りです。最初にモザンビークについて紹介がありました。アフリカについて知らないことばかりですが、写真や現地の布などをご紹介いただき、異国に思いを馳ながら挑戦しました。料理は、現地の主食「シマ」とたくさん採れるトマトを利用した「トコサード」です。
「シマ」はトウモロコシ粉に水を入れてこねる料理です。現地で地方に居住されている方は火起こしから考えると2時間程度かけて作るそうです。女性が家事を支えていることが多いようですが、毎日毎日、家族のために時間をかけて調理。今回は少し短縮して作りましたが、力のいる作業で、何人もが順番に行いました。数十分こねたり蒸らしたりし、お椀に入れて自分たちでシェイクして形成しました。
「トコサード」は大量のトマトや玉ねぎ、じゃがいも、魚、肉類(現地はヤギなど)を入れて炒め煮込む料理です。スープの素と塩のみのシンプルな料理ですが、「シマ」と一緒に美味しくいただきました。
調理中や試食中、青年海外協力隊に参加されたことのある3名の方に、協力隊に入った動機や現地での仕事、生活、現在の目標など多くの実体験をお話いただき刺激を受けました。中には「協力隊に少し興味を持った」と感想を書いていた生徒もおり、本当に貴重な機会となりました。3名の講師の方々ありがとうございました。